ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
少し前に義父から古いドライブレコーダーを譲り受けたまま、忙しくてなかなか取り付けできずにいたのですが、先週末ようやく取り付けに至りました。今日はそのことについて書いてみます。
ちょっと古いけどコンパクトなドラレコ
後期高齢者となり、車に乗らなくなった義父が、良かったら使わないか?と譲ってくれたのは「KEIYO mini DR AN-R011」というドライブレコーダーでした。
手のひらに乗るほどコンパクトで、四角いアルミボディがなかなかオシャレです。
とてもコンパクトな本体ですが、カメラは200万画素あって、MicroSDカードの録画時間は8GBで1.5時間ほど。沢山の機能はついていないけれど、万一の事故の記録には必要十分です。
ただし、このmini DR、ドライブレコーダー本体での再生はできないので、再生する場合はそのつどMicroSDカードを抜き取ってパソコンでの再生となります。
いったん使い始めれば、普段カードを抜き差しすることはあまりないのですが、ドライブレコーダーの取り付けにあたり、MicroSDカードの状態を確かめるため一度カードを本体から抜いて、パソコンで再生してみることにしました。
手元に取扱説明書がないので、とりあえずカードリーダーを介してカードを読み込んでみると、DCIMというフォルダの中に3MB前後の映像ファイルが沢山並んでいます。開いてみると義父の運転記録と思われる映像でした。どれも30秒ごとに1つの映像になっています。
どうやらこのドライブレコーダーは30秒ごとに一つのファイルを保存していく形式のようです。
つまり、エンジンをかけてからエンジンを切るまでの1回の運転映像を連続で記録するのではなくて、30秒ごとに1つのファイルとして保存していくのですね。例えば15分間運転した場合、ファイルは30個作成されるということです。
おそらく、万一の事故の時にその映像を短い映像ですぐに取り出せるように考慮されているのだと思います。事故の記録という意味では直近の映像さえあればいいので、長い尺は必要ありません。何十分、何時間もの映像を一から探していくよりは、短い映像の方が探しやすいかもしれないですね。しかもこれなら必要個所だけをわざわざ編集して取り出さなくても、すでに30秒に編集されているので便利です。
それにしても、一つ気になったのは映像の下に表示される時刻表示。
たしか去年まで義父は車に乗っていたはずなのに、ドライブレコーダーの映像には「2014年3月5日。。。」と表示されています。
どうやら日付や時刻がずれてしまっているようでした。
ネットで調べてみると、このドライブレコーダー、たまに内部時計が狂ってしまうことがあるらしく、しかもドライブレコーダー本体での時刻合わせができないとのこと。
メーカーサイトによると、この品番は既に生産終了となっていますが、公式サイト上で日付と時刻の設定ができるようになっています。
この機種、ネット上ではまだ新品機種が1万円弱の値段で出回っています。メルカリなどでは3000〜5000円くらいで中古が出回っています。すでに製造は終わっていますが、まだまだ現役クラスのドライブレコーダーのようです。
ちなみに、仕事場の車にもドライブレコーダーを積んでいますが、あまり安いやつはすぐにメモリー機能がダメになったり基板がいかれたりするようですね。
一言でドライブレコーダーといっても5000円以下の廉価版から2〜3万円するものまでいろいろです。
あまり高いものは必要ないかと思いますが、そこそこのクラスの少し前の型のものを中古で買って、MicroSDカードをフォーマットしたり、本体を設定し直して使うというのも一つの手かもしれません。
設定にはMicroSDカードの抜き差しが必要
さて、それではさっそくドライブレコーダーの時刻合わせにチャレンジしてみましょう。流れとしてはパソコンにMicroSDカードを挿入し、公式サイトから日付と時刻情報をテキストファイルでカードに書き込み、カードをドライブレコーダー本体に挿入することで本体の時刻が修正される、という仕組みらしいです。
古いカードだとうまくいかない場合があるようなので、いったんMicroSDカードをフォーマットし直して、カードを真っ白な状態にしてから、時刻情報をカードの中に書き込むことにします。
時刻情報の書き込み方は、KEIYOの公式サイトに掲載されています。公式サイトから時刻合わせのプログラムを実行すると、パソコンのダウンロードフォルダに「time.text」という名前のテキストファイルがダウンロードされます。そのファイルをMicroSDカードにドラッグ&ペーストします。
このときの注意点としては、ダウンロードした「time.text」ファイルはあくまでダウンロードした時点の日付と時刻が書き込まれるので、そのままカードをドライブレコーダーに移すと、ドライブレコーダー本体もその日付、時刻に修正されてしまいます。
つまり、カードを本体に挿入してシガーソケットに電源を挿した時点で日付と時刻が上書きされる仕組みなので、取付までの間のタイムラグを見越して時刻情報を書き換える必要がある、ということのようです。
「time.text」自体はただ日付と時刻が記載されただけの簡単なテキストなので、パソコンのメモ帳でファイルを開いてテキストデータを書き換えるだけなのですが、問題は書き換えてからシガーソケットに繋ぐまでのタイムラグが読めないということ。
きっちり正確な時刻合わせまでは必要ないとはいえ、せっかく合わせるのに1〜2分ズレてしまうのはどうにもやるせない気がします。
そこで奥の手として、家の中にシガーソケット を準備して、パソコンのところで素早くカードの抜き差しと電源オンができるようにしてみました。
使うのは、家にあった100V→12VのACアダプターと、使っていない古いシガーソケットです。
まず、古いシガーソケットのコードを途中で切断して銅線を剥き出しておきます。
そして、12VのACアダプターのジャックに銅線を仮固定します。
ACアダプターのジャックは内側と外側がそれぞれ+と-になっているので、接続を間違えないように銅線をつなぐと、シガーソケットのインジケーターが赤く灯りました。
試しにシガーソケットにドライブレコーダーを接続してみると、「カードが挿入されました。自動録画を開始します。」とアナウンスが流れました。
接続成功です。
ACアダプターを使った交流から直流への変換、基本的なことさえ間違えなければいろいろと応用がきく便利な裏ワザですが、あくまで実施は自己責任でお願いいたします。
あとは、MicroSDカードに正しい時刻を記載したtime.textを書き込み、素早くドライブレコーダーに挿入して電源を入れれば、時刻合わせ完了です。
ご覧の通り、日付と時刻が正しく書き換えられました。
200万画素のカメラは夕暮れや夜間になるとさすがに画質が落ちますが、基本的な記録用としては十分だと思います。
先日、運転免許証の更新に行ってきたのですが、安全講習でさまざまなドライブレコーダーの映像を見ていて、やはりドライブレコーダーがあると事故の際の客観的な証拠になるなぁと痛感しました。
高いドライブレコーダーをわざわざ購入する必要はないですが、こうして少し古いドライブレコーダーでも時刻合わせさえ設定できれば、まだまだ十分現役で使えます。
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