ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

車中泊ハイエースの車内を公開 その2





ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

さて、前回に続いてハイエースの車内の様子をご紹介したいと思います。

リビングの様子


これは通常モードの時のリビングの様子です。ベッド床の上に、ニトリの5センチ厚の折りたたみマットレスを改造して常時敷いたままにして、その上に発泡ゴムの養生マットをカーペット代わりに敷いています。

養生マットを敷いておくと、万一子どもがジュースなどをこぼしても床下に被害が出ずに済むんです。ファミリー車中泊では食べこぼしや飲みこぼし、オシッコがもれたりとアクシデントがつきものなので、いろいろ工夫した結果これが一番安全なことがわかりました。


養生マットやマットレスはめくれば床の跳ね上げが簡単にできるので、室内の動線に問題はありません。



リビングのもう一つの特徴は、リビング右側の壁面収納です。写真のように収納面がリアヒーターの出っ張りとツライチに合わせてあるので、ほとんど居住空間を邪魔しません。
収納部分は15センチほどの奥行きが確保できていて、ここには食事関係でよく使うもの(調味料、お皿、コップ、お箸やフォーク、コーヒーやドリンク、包丁その他調理小物、ティッシュやウエットシートなど)が入れてあります。
ここで食事をする時に、手が届くところに欲しいものがあるので、いったん座ったら基本動かずに済みます。これはなかなか便利ですよ。


こちらは後席シートと助手席を倒してフラットにした状態です。
前の方の就寝スペースは縦2m×横90センチくらいの空間が確保できます。子どもが小さいうちならここで2人十分寝ることができます。
大人だけの場合は前に1人、後ろに2人で計3名就寝可能です。

その他の収納スペース

大きいイメージのあるハイエースですが、荷物を積むと案外狭いものです。少しでも空間を確保するために、小さなデッドスペースも有効に活用する必要があります。

1.後席シート下

後席のシート下には、高さ15センチほどのスペースがあります。傘などの長いものを入れておくこともできますが、引き出し式の収納ボックスがちょうど収まるので、うまく活用すると小物などの整理に役立ちます。
うちもいろいろなパターンを試してみています。前まではフリーズドライの食品類や、シートを倒してフラット化する時の木の枠をここに置いていました。
現在はここに調理道具を収納しています。

2.後席シートの後ろ


後席シートの後ろ、ベッドの下をのぞくとこんな感じです。ベビーカーや傘、奥の方には水タンクのアルミカバーが見えます。
ベビーカーもスライドドアを開けてすぐ出し入れできるので便利ですよ。

3.ステップ収納


ステップ収納のフタをあけると中はこんな感じです。カセットボンベやタープテント、ペグやハンマーなどが入っています。ここに収納を作ったことで、収納ボックスのフタと荷室の床がフラットになって荷物を置けるようになったことが、副次的な産物なのですがとても便利で重宝しています。その分サイドステップの面積が減りましたが、車の乗り降りには全く問題ないです。これ、ディーラーオプションとかで付けられるように開発したらいいのにと本気で思います。

4.リアゲートネット

リアゲートを開けた時にゲートから垂れ下がるようにネットを取り付けて、ここにかけ布団類を収納しています。寝袋や羽毛の布団、フリースの毛布など、いちいちたたまずにこのネットの中に放り込みます。
リアゲートを閉めると、ちょうどベッド床のエンド部分に押しつぶされて、布団は自然に空気が押し出されてペシャンコになります。
ドアを閉めた状態だとほとんど布団は目立たなくなりますし、毎朝寝袋を収納袋に押し込む労力からも解放されます。
これはなかなかお勧めの方法ですよ。
これも純正オプションにすればいいのにと思います。

停車中にリアゲートを跳ね上げておけば、風が通って布団干しもできます。





5.エンジンカバー

続いてはエンジンカバーをご紹介します。
はじめはエンジンの熱を遮断する目的と、ちょっとした物が置ける台のつもりで作ったのですが、上フタを開けるとまあまあ物が入るんですね。これがけっこう便利で助かっています。
紙おむつ、ウエットシート、ゴミ袋、雨がっぱ、折りたたみ傘、雑巾などなど。
オイル交換と同時にフィルター交換する時だけ外してやる必要がありますが、まあ年に1回くらいのことなんで、この便利さを考えれば絶対に作った方がいいです。

ここに後ろ向きに座ると後席シートをテーブル代わりにして家族で向き合って食事することもできめす。

6.冷蔵庫ラック


ハイエースに車載冷蔵庫を置く位置としては今のところここがベストだと思っています。
ここというのはつまり、後席シートの右側の足元にラックを置き、その上に冷蔵庫を置くということです。
ラックの天板は回転盤になっていて冷蔵庫はラックの上を左右に90℃回転します。
これによって後席シートを倒すときに冷蔵庫がシートに当たらないようにかわすことができるんですね。

ラックは3段ボックスを改造して自作してあり、運転中に動いたり倒れたりしないように、エンジンカバーに固定してあります。ラックの下半分はポータブル電源置き場、そして中段は引き出しになっています。


引き出しの中は常備薬、救急セット、虫よけ、割り箸やウエットシートなど。
スライドドアを開けてすぐ取れる場所にこういうものが入っているとめちゃくちゃ便利なんですよ。

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ラックの下の段にも小さな収納ボックスに乾電池、ライター、ハサミ、カッター、ちょっとした工具なんかが入っています。


7.壁面収納

さて、最後はリビングの壁面収納をご紹介します。前面はリアヒーターとツライチなので、ほとんど出っ張りは感じません。収納の裏側はリアサイドの窓ガラスのくぼみ部分ギリギリまで活用することで奥行き15センチほどの容量があります。

大きなものは置けませんが、調味料や紙コップ、コーヒーやドリンク関係、食器洗剤とか、食事にまつわるものがここにまとめてあります。

そして、この収納の左側が洗面コーナーになっています。

歯磨きやコップのほかに、小さいですが鏡も備えてあり、奥さんがお化粧をする時にこの鏡が活躍してくれています。


洗面台というか簡易ギャレーの小さなシンクが見えますね。水タンクは床下にセットしておき、灯油ポンプを流用して、床下から水を組み上げてジャバラホースからシンクに水が出る仕組みにしています。


簡易ギャレーとしてはおそらく世界最初サイズです(笑)

もしキャンピングカーの定義が「ギャレーとコンロを備えていること」だとすれば、うちのハイエースも一応キャンピングカーの端くれと言えなくもないですね。
私たちはコイツのことをキャンピングカーとは思ってないですが。


まあ、それでも頼れる旅の相棒であることは間違いありません。
ハイエースの中にいると、家と同じある種の寛ぎがあります。
子どもたちはここでご飯を食べるのが大好きです。



あー、また旅に行きたくなってきました。



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