ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

車中泊 滋賀の魅力




ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


さて、今回は私たちの地元、滋賀県の魅力についてご紹介したいと思います。
関西の中ではどちらかというとローカルな存在の滋賀ですが、だからこその風光明媚さと、のんびりした空気が味わえるのが滋賀県の魅力です。

滋賀の魅力

京都と滋賀の県ざかいに位置する比叡山の山頂に「ロテル・ド比叡」というホテルがあります。
元は京阪電鉄グループが運営していたホテルで、「世界に誇る京都」を前面に押し出し「京都の比叡山に泊まる」というコンセプトで売り出していたのですが、いかんせん京都観光をメインに考える旅行者からすると、比叡山の山頂はさすがに遠く、なかなか一般受けせず経営難が続いていました。


そんな中、あの「星野リゾート」が新たにホテル運営を引き継ぎ、新しいホテル戦略に出ました。その作戦というのがなかなか面白くて、あえて京都を売りにせず、比叡山の反対側にある滋賀県を全面的にアピールしたのです。


琵琶湖の魅力や、ふなずしに代表される発酵食品、滋賀の歴史などをアピールし、比叡山延暦寺でのお勤め体験など、京都ではなく滋賀にスポットを当ててアピールしたところ、これがとても好評で、経営難だったホテル経営もV字回復した。という話しです。
(星野リゾートによるロテルド比叡の運営は2019年度で契約満了となり、現在はまたホテル京阪グループが承継したようです。)

世界各国や日本各地から京都を訪れる人は多いですが、古い歴史や史跡を含めて少し京都を知るようになってくると、その延長で滋賀の存在に興味を抱く人が必ずいて、そんな人たちにとっては、まさにこうした滋賀の魅力発信はドンピシャだったのではないだろうかと思います。



私たちもかつて京都に暮らしていましたが、そのころから休日になるとよく滋賀を訪れていました。京都の神社や古い町並みを歩くのもそれはそれで楽しいのですが、滋賀に行くと京都とはまた違った奥深さと、何か心が解放されるような伸び伸びした感じを抱きます。

その後、滋賀に移住してから6年ほどたちますが、京都に暮らしながら滋賀を訪れていた回数と比べると、滋賀に暮らしながら京都を訪れる回数が大きく減ったことに気づきます。それは、あえて京都に遊びに行こうと思わなくなった、ということでもなくて、どちらかというと、京都もいいんだけど、滋賀にはまた京都とは違った魅力がたくさんあって、今はそっちの方が面白い。という感じでしょうか?



琵琶湖の存在

滋賀の魅力=滋賀という場所の地形的な特徴が、まずその面白さを引き出していると思います。
滋賀の魅力を語る上で切っても切れないのが琵琶湖ですが、日本最大の面積を誇る琵琶湖は1周約200kmあって、車でただ走り続けたとしてもほぼ丸1日かかってしまいます。湖西、湖北、湖東、湖南というように、湖の周りは北と南、西と東でその性格を大きく変えますから、それぞれのエリアごとに異なる風景やその地域の魅力に触れるのも滋賀の楽しみ方の一つです。

もちろん琵琶湖自体がマリンスポーツや釣り、カヌーなどのレジャーを楽しんだり、クルーズ船による気軽な船旅を楽しんだりという、水と触れ合える場所であることも大きな魅力です。湖岸には各地に水泳場があり、海へ行かなくても海水浴が楽しめます。(海水ではないので湖水浴というんでしょうか…)
私たちもよく琵琶湖の水辺で休日バンライフを過ごしますが、滋賀の自然には懐の深さというのか、柔らかさのようなものを感じます。

その琵琶湖、今のように車がなかった時代には水上交通がとても盛んだったと思います。坂本城、長浜城などはいずれも水城ですし、滋賀各地の神社には、舟や水とのつながりを感じる祭りが残っていたりします。湖西にある「小野」「和邇(わに)」といった地名は、大陸から日本に渡ってきた渡来人がこの地に定住した証であり、海上交通を得意とする海の向こうの人々が日本海から琵琶湖へやってきて、ここで文化を花咲かせた跡を感じます。

1周200kmある琵琶湖も、海の人々にすれば対岸まではあっという間だったことでしょう。物資や人の移動が盛んにおこなわれていたと思われます。


車社会の現代、琵琶湖の南端に琵琶湖大橋と近江大橋がかかり、草津や守山と京都、宇治方面はとても距離が近くなり交易が盛んになりましたが、それ以外の場所は、琵琶湖の存在によって対岸へ行くためにかなりの距離を迂回しなければなりません。

そのことが、滋賀のローカルさをある意味守ってきたと言えるかもしれません。



日本海から琵琶湖を経て奈良盆地(大和)へとつながるラインや、京都から関ヶ原を経て岐阜へとつながるライン、同じく京都から鈴鹿を経て四日市へつながるラインなど、かつて歴史的に重要な出来事が、幾度もここを通り過ぎていきましたが、そのどれもが、滋賀の地形的な要素によってもたらされたことが推察されます。


京の都は平安時代からの歴史ですが、滋賀はそれより更に古く、大和朝廷やそれよりもっと前の時代、出雲の国譲りや大陸との繋がりなんかも感じられる古代ロマンの面白さがある町なのです。


今回は滋賀の魅力をざっくりとみてみました。それぞれのエリアごとの魅力は、またこれから随時ご紹介していきたいと思います。どうぞお楽しみにお待ちください。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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