ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
今回は、強風吹き荒れる嵐の夜に湖畔でキャンプをしてきた様子をお届けしたいと思います。
週末は小雨の天気予報
コロナ緊急事態宣言でいったん予約が取り消されていたキャンプが、宣言解除で別日に予約がとれ、先週末は琵琶湖畔へキャンプに行ってきました。
土曜日は晴れ〜曇りで、夜から朝方にかけて小雨という予報だったので、まあ大したことはないだろうとたかをくくっていたのでしたが、蓋を開けてみると。。。
今回キャンプしたのは髙島市にある琵琶湖こどもの国というところでした。琵琶湖沿いにあり、たくさんの遊具と広々した緑が広がる憩いの場として市民に親しまれている県立の公園です。
駐車料金が1回500円かかりますが、公園自体は基本的に無料(一部有料のアトラクションあり)で、子どもたちと1日中楽しめるので、小さなテントなどを持っていってデイキャンプするのにもいい場所ではないかと思います。
屋内にも遊具施設があるので、季節や天候に関わらず楽しむことができます。
湖畔の美しいロケーションに広がるキャンプ場
レジャースポットとして人気がある琵琶湖は、どのオートキャンプ場も何ヶ月も先まで予約がじっしり埋まっていて、湖畔の美しいロケーションでキャンプをするのはなかなか至難の業です。
それに比べると、ここ県立こどもの国は、週末でも比較的予約が取りやすい場所なので、湖畔の絶好のロケーションでのキャンプを楽しむにはおすすめの場所です。
唯一の難点は、オートキャンプ場ではなく、駐車場とキャンプ場が分離しているということ。駐車場から荷物をテントサイトまで運ばなければいけないのです。
とにかく広い施設で、管理棟と駐車場、駐車場とキャンプサイト、キャンプサイトと遊具広場の移動が結構遠いんです。
リヤカーの貸し出しはないようなので、荷物運搬用にキャリーカーを持参した方がいいでしょう。
今回私たちは、駐車場から50mほどの比較的近いスペースにテントを張ることができたので良かったですが、駐車場から遠い場所だと浜辺まで、かなりの距離を歩かなければいけません。
湖畔の素敵なロケーションを求めて、わざわざ駐車場から遠い場所まで荷物を運ぶ人もいます。
ここは区画のないフリーサイトなので、みな思い思いに好きな場所にテントやタープを張ってキャンプを楽しめるのです。
ここに来る人は、そうして苦労してでもゆっくりキャンプを楽しみたいという人たちが多く、マナーをきちんと守る人たちが比較的多く、安心して利用できます。
夕方から徐々に風雨強まり。。。
さて、キャンプ場でのお昼ごはんをはさんで、遊具やアトラクションで楽しく遊んだ私たち、そろそろお腹がすいてきたので晩ごはんの支度にとりかかることにしました。
さっき3時のおやつに白玉ぜんざいを作って食べたばかりというのに。
外で沢山遊ぶとお腹が減るのもきっと早いのでしょう。
そうそう、今回はじめて野外での白玉ぜんざい作りにチャレンジしたのですが、子どもたちも喜んで団子を丸めるのを手伝ってくれました。鍋でさっとゆでてお水にさらしてから、即席のおぜんざいに浮かべれば出来上がりです。
しっかり手は洗ったはずですが、子どもたちが丸めてくれた白いお団子、ところどころ黒いものが。。。(笑)
さて、今日の晩ごはんは家から持ってきた自家製餃子と、おでん、そして炊き立てのご飯というメニューです。
まずはお米を洗って30分ほど置いてから、羽釜を火にかけます。30gの固形燃料で、燃え尽きるまで放っておき、そのまま蒸らせばホカホカご飯のできあがりです。
羽釜で炊くご飯は本当に美味しくて、炊き立ての白いご飯があるだけで、どんなおかずでもごちそうメニューになってしまうんです。
白ごはんに合わせるおかずのひとつ目は自家製の「無臭にんにくたっぷり餃子」。
家で作って冷凍しておいたやつです。
スキレットで焼くと、焦げ付かずきれいに焼くことができるんです。
無臭にんにくって、スーパーとかではあんまり売られていないのですが、時々、道の駅などの産直で見かけたりします。
「ジャンボにんにく」という名前で売られていることもありますね。
普通のにんにくとは少し種類が違うようで、一カケごとが大きいんです。ニンニクよりもシャキシャキした感じで、食感は少しらっきょうっぽい感じというんでしょうか?
にんにくの味や香りはしっかり楽しめて、しかも翌日にあまり匂いが残らないので、うちはよくこのにんにくをたっぷり使って餃子を作ります。1回に100個くらい包んで冷凍しとくんです。
さて、もう一つのおかずはおでん。パックで売られているおでんだねを鍋で温めるだけの手抜きおかずです。
キャンプご飯も手抜きが多いわが家です。
とにかく羽釜炊きご飯さえあれば、何でもOK。
1.5合のご飯と餃子、おでんはあっという間に家族4人のお腹の中に消えていきました。
子どもは餃子がもっと食べたいと物足りなそうでしたが、少し足りないくらいでちょうどいい感じです。
また夜に何かつまみながら焚火を楽しむ時間が待っているので。
いっぱい遊んでくたくたに疲れた下の子は、眠い目をこすりながら何とかご飯を食べ終えると、すぐに泥のように寝てしまい、上の子と3人で食後にたき火を楽しみました。
薪を持ってこなくても、浜辺には木の枝や松ぼっくりがたくさん落ちていて、たき火を楽しむ薪は十分手に入ります。
乾いた細い松葉はたきつけに持ってこいです。
松の木はヤニが多いのでパッと火がつきます。そのかわりすぐに燃え尽きてしまいますから、暖炉や薪ストーブに針葉樹を使うと火持ちしないだけでなく、煙突がすぐに煤だらけになってしまうのであまり良くないのですが、焚き火なら松の木でも十分使えます。
しばらくたき火を楽しんでいると、少しずつ風が出てきて、やがて雨もぽつりぽつり落ちてきました。
小雨の予報だったので、今回は初めからタープの下にテントを設営してあります。もしも雨が降ってきてもテントに直接雨がかからないよう始めから対策しておけば安心です。
さらに少しずつ風があがってきたので、タープを低く下げて、雨風が吹き込まないようにロープを調整してから、たき火の始末をして、みんなでテントの中に入りました。
この時はまだ、このあとそれほどひどいことになるとは思ってもいなかったのです。
少し寝たでしょうか。
気づくと外はビュービューと風が吹き荒れ、激しく雨が吹きつけています。
小雨の予報のはずが、まるで台風なみの荒れ模様です。
はじめ山から湖に向かって吹き下ろすように吹き荒れていた風は、途中から琵琶湖特有の、風が巻くようにくるくると向きを変えながらタープとテントを揺らしていきます。
バサバサとタープが揺れて、とても寝ていられる状態ではなくなり、ヤッケを着て外に出てみました。
巻くような風のせいで、あちこちタープのペグが抜け、風の強さで伸縮式のタープポールは縮んでしまっています。
テントのポールも激しくしなって今にも折れてしまいそうです。
私は強風と雨の中、ロープを張り直し、ペグを打ち直し、テントがひしゃげてしまわないよう補強のロープを張り、テントに戻って少ししてはまた風でペグが抜け、の繰り返し。横から吹きつける雨のため、そのうちテントの中にも雨水が少しずつ浸み込んできてしまいました。
夜中遅くに雨は小降りになったものの、明け方まで風はビュービュー吹き続け、ほとんど不眠のまま一夜が明けました。
子どもたちは起きることなく朝まで寝ていましたが、奥さんも少し寝不足ぎみのようでした。
テントの中で朝ごはんを食べた私たちは、雨が止んでいるスキをついて早々にテントとタープをたたんで、キャンプ場をあとにしました。
その日は、その後も断続的に雨が降り、風は1日中強く吹いていました。
天気予報にはすっかりやられてしまいましたが、子どもたちは思いのほか嵐のキャンプが印象的だった様子で、「また行きたい!」とのこと。
でも、もしまた今度嵐の夜だった時は、テントはやめて車で寝ることにしませんか?
嵐の中、一晩中ペグ打ちと格闘するのはもうゴメンです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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