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ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
本日は、冬シーズン小さな子どもたちと雪山バンライフを満喫するためのポイントについて少しお話ししてみたいと思います。
雪山の魅力
スキーやスノボをやっている(あるいは昔やっていた)お父さんやお母さんにとっては、できれば自分の子どもたちにもスキーやスノボの楽しさを教えて、家族で一緒に楽しみたいと思うことでしょう。
スキーが大流行していたころと比べれば、今やスキーはすっかりスノボにおされて、一部のマニアの人だけのスポーツのようになってしまった感がありますが、時代が変わっても、そして、スキーにせよスノボにせよ雪山で遊ぶ楽しさに変わりはありません。私自身、スキーもスノボも両方やりますが、どっちが好き?と聞かれるとちょっと困ってしまいます。
それぞれの楽しさがあり、一概に比べられないからです。つまりは「冬の雪山で遊ぶのが好き」、ということになるんだろうと思います。
「白銀は招くよ」というトニーザイラー主演の1959年のスキー映画がありますが、そんな60年以上も前のころから、雪山は人々を惹きつける何とも言えない魅力にあふれた存在でした。
今も昔も、若者でも歳を重ねていても関係なく、雪に遊ぶ楽しさは変わらず、雪は何とも言えないワクワクした気持ちをいつだって呼び起こしてくれます。
それは別にスキーやスノボをしなくったって、十分感じることができるワクワク感です。
たとえば柔らかな雪肌にさす木々の影。
森の奥から続いては止まり、また向きを変えて歩いていくウサギやキツネたちの足跡。
ウインドクラストの雪面に、西に傾いた日が差した時に現れる目のくらむような光のコントラスト。
そういうちょっとした風景のそこかしこに雪山の魅力が詰まっています。
青く晴れた空のもと、まばゆい白銀の山に思い思いのシュプールを描くのも楽しいですが、そうした雪の風景の中に身をおくと、私たちの心に雪山の美しさが深く印象付けられていきます。
真夏の浜辺で波に遊ぶ楽しさと、真っ白な雪山で大自然と戯れる楽しさ、どちらも捨てがたいですが、心の底から沸き起こるような高揚感でいうなら、私は雪山に軍配が上がるような気がします。
キッズが雪に慣れ親しむためのコツ
子どもたちにとってはどれもが初めて目にするキラキラの世界です。ヒュッテの屋根から垂れさがる巨大なつららや、延々と回り続けるリフトのワイヤーや支柱、どれも子どもたちには見たことがない大冒険のアトラクションのようなものです。
そんな風に、見るもの触るものすべてが初めてのスキー場で、子どもたちは雪山を体全体で感じるのに、大人より少し時間がかかります。
いきなりスキー靴を履かせたり、スノボで両足を固定してしまうと、雪の楽しさの前に怖さが先にたってしまって、「もう帰りたいよ~」となってしまうかもしれません。
まず雪に慣れ、雪と親しむための心と体の準備が必要です。
1.子どもから滑りたいというまで待つ
大人にとっては、せっかく遠くまで来たんだから、という思いと、自分たちもスキーやスノボを楽しみたいという欲もあって、子どもたちをついせかしてしまいがちですが、子どもたちとこれからスキーやスノボを長く楽しみたいと思うなら、はじめの何回かは、スキーやスノボをさせずただ雪と遊ぶことに徹したほうがいいと思います。
それは、昔スキー学校に所属していた頃に初心者の子どもたちにスキーを教える際の鉄則でした。
まず雪がある世界に好奇心を持ち、そり遊びで雪の斜面を滑り降りる楽しさを知ると、次は自然と、自分の体で斜面を滑りたいという欲求が沸いてくるのです。
不思議なものですが、人は滑って移動することにとてもワクワクします。不安定さをコントロールする快感の面白さなのかもしれません。
スキーにせよスノボにせよ、それは雪の斜面を滑るための道具なので、斜面を滑りたいという欲求さえあれば、あとはちょっとしたポイントさえおさえれば、子どもたちは自然と道具の使い方を覚えて、スイスイ滑れるようになっていくのです。
2. 歩く、曲がる、止まる
スキーやスノボのレッスンのコツを書き出すととても長くなるので今回は割愛しますが、基本的なポイントは、はじめの半日もしくは1日かけて、斜度のない平らな場所でスキーやスノボを履いた状態で子どもたちと遊ぶことです。
たとえばスキーをはいて足ジャンケン。
両足を閉じればグー、横に開けばパー、前後に開けばチョキです。この動作は、長い板を履いた状態で下半身を使う練習になり、特に両足を横に開くパーの動きは、そのままボーゲンの形の練習になります。パーをするとき足先を開かずかかとを押し出すように開くよう教えてあげるのがポイントです。そして、なるべく親がグーを出して、子どもにパーを出させるように仕向けるという(笑)
こうして、板をつけた状態で体を動かすのに慣れてから、少しずつ斜度のある場所で体が滑る感覚をつかむようにしていけば、あまり恐怖心を抱かず楽しみながらコツをつかんでいけると思います。
3. こまめにおトイレと小休憩
子どもたちの膀胱の容量は大人より小さいので、思うより早くおしっこに行きたくなります。でも、子どもたちはテンションがあがっているので、ぎりぎりまでおしっこを我慢しがちです。
スキー場での子どもたちのいでたちはというと、パンツの上にタイツ、もしくはスエットを履き、その上にサロペットパンツ、そしてスキーウェアと手袋です。運よくトイレにたどり着いたとしても、まず手袋を外してスキーウェアを脱ぎ、それからサロペットを肩から下し、スエットパンツを下し、ようやくパンツにたどりつけるのです。
尿意というのは視覚情報によって促されるので、子どもたちはトイレの入り口をくぐったとたん、一気に尿意が押し寄せてきます。そこを「まだ、もうちょっとがまんして!」といいつけ、必死で服を脱がせていく親の姿を想像してみてください。もしもスキーウェアがおしっこまみれになってしまったら、それこそ後が大変です。
子どもたちに「そろそろトイレ大丈夫?」と聞いても「大丈夫。」と言うだけです。少なくとも1時間に1回「ちょっと休憩にいこうか」と大人が声をかけて、うまくトイレに誘導してあげなくてはいけません。
これを怠ると、必ず自分にしっぺ返しがかえってきます。
あらかじめ紙パンツをはいておくという方法もありますが、雪山で紙パンツの水分が冷えるとものすごく冷たいので、それはやめておいた方がいいです。
4. 雪は想像以上に体力を消耗する
大人も同じですが、雪の上にいるととても体力を消耗します。雪面の移動は「滑りやすい、埋もれやすい」ことに加え、雪での遊びは思う以上に全身を使うのです。また雪面からの紫外線の照り返しも体力を奪っていきます。そして、寒い雪の戸外でも全身で遊ぶ子どもたちはしっかり汗をかきますから、水分補給を適宜しないと脱水の危険もあります。
夢中で遊んでいるとつい時間がたつのを忘れがちですが、先ほどのおしっこ休憩と同様に、適宜休憩を取り入れないと、子どもたちの疲労は想像以上です。午後からは特に転倒やケガのリスクが増えます。
私は、「子どもの年齢÷2」くらいが、雪の上で過ごす時間の目安だと思っています。
4歳の子どもなら2~3時間、6歳の子どもでも3~4時間程度です。小学校の高学年(10~12歳)になってくれば雪の上に5~6時間いても平気になってくると思います。
それくらいの時間を目安に、少し早めにゲレンデを後にした方がいいです。ゲレンデから駐車場までさらに歩かなくてはいけなかったり、スキー場によっては帰るためにロープウェイに乗らなくてはいけなかったりするので、その分の体力も残しておかなくてはいけません。
車をベース基地に
こんな風に、どうしても子どものペースに合わせざるを得ないファミリーでの雪遊びですが、車をベース基地として活用すると気持ちにゆとりができて、大人も一緒に楽しむことができます。
ゲレンデにもレストハウスはありますが、スキー場のレストハウスは子連れにとって必ずしも便利な設備とはいいがたい場合が多いですし、混んでいれば席探しだけでも大変です。それならばいっそのこと、車に戻って休憩や食事をとる方がよほどゆっくりできるでしょう。場合によっては子どものお昼寝も可能です。車中泊の装備があればお湯を沸かして温かい飲み物を楽しむこともできますし、まわりの目を気にせず自分たちのペースでくつろぐことができます。
このように、バンライフのメリットを最大限生かすためには、なるべく駐車場とゲレンデの距離が近く、駐車場との高低差が少ないスキー場を選ぶことがポイントです。
車を停める場所については、できるだけ日中の間、日がさす位置を選びましょう。冬場のスキー場、日陰に入るとかなり気温が下がります。
また、駐車場からおトイレまで距離がある場合も多いですから、簡易トイレや尿とりパッドを車に常備しておかれると、いざというときに便利です。
今回は、冬の雪山で子どもたちと楽しむためのポイントについてご紹介しました。
子どもたちの身体の発育に合わせた時間配分や環境への配慮をしながら、子どもたちのペースに合わせて雪遊びを楽しみましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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