ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
先日、冬の極寒の中、家族でデイキャンプをしてきましたので、今日は様子をお届けしたいと思います。
JPCZによる猛烈寒波
シベリアから吹き下ろす寒気が朝鮮半島の山脈にぶつかっていったん二手に分かれ、それが日本海上空で再び合流して日本に吹き込んでくる現象をJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)というのだそうです。
この現象によって活発な上昇気流が生じ、大きな雪雲となって日本海側に大雪を降らせるというのがJPCZのメカニズム。今年はこの現場がたびたび発生して、北陸や信越地方に大雪を降らせていますね。
先週末もこの猛烈寒波のおかげで、滋賀県内もシベリア寒気団にすっぽり包まれ、強烈な北風がふきすさぶ激しい寒さでした。
本当は週末スキー場に雪遊びに行けたらいいなと思っていたのですが、山は猛吹雪の様子。
とても小さな子どもたちを吹雪の雪山に連れていくわけにはいきません。
そこで予定を変更して、守山にある「琵琶湖地球市民の森」(わが家では略して「地球村」と呼んでいます)まで、デイキャンプに出かけることにしました。
これだけ寒い時期なので、本当ならハイエースの車内でバンライフでもよかったのですが、最近テントの中で過ごすのにハマってしまった子どもたちは、寒さなど眼中になく「テント張る!」とのこと。
テントを張って、中でラーメンを作って食べ、地球村を自転車で走るのがいいらしいのです。
手足が冷え性でシモヤケぎみのうちの奥さんはこの寒さでさぞ辛いことだろうと思うのですが、いやな顔一つせず、さっさとポットにお湯を沸かして出かける準備を進めてくれています。
我ながら、ホントによくできた奥さんだと思います。こんな寒空の下、テントで過ごすのを付き合ってくれる女性なんてそうはいないと思うのです。
面と向かっては言いにくいので、ブログを借りて奥さんに感謝を伝えておくことにしましょう。
「いつもありがとうございます!」
写真では分かりにくいですが、公園内を流れる小川の水面は氷が張っていました。
流れのある小川が凍るということは、氷点下2〜3℃はあると思います。しかも強い北風が吹きつけ、時折り雪も混じりますから、体感的にはマイナス5〜6℃という感じです。
風が遮られる森の中にテントを張ればよかったのですが、多少でも太陽の光が当たる事を狙って、広場の片隅にテントを張ったため、まともに風が吹きつけて、ペグを打っておかないとテントが飛ばされてしまいそうでした。
風は強烈ですが、空はよく晴れています。
別の家族連れが凧上げをしているのを見ていると、今にも糸がちぎれて凧が飛んでいってしまいそうなくらい、凧が悲鳴をあげていました。
ああなると凧上げも格闘ですね。
うちの子たちは寒さなどどこ吹く風、広場に寝そべって空を見上げています。
わが子ながら、こういうのんびりしたところは長所の一つかなと思ったりします。
テントの中は意外と暖かい?
ラーメンの写真を撮るのを忘れていました。
最近は子どもたちもラーメンをほぼ1人前食べるようになってきたので、新たなメニューの開発がわが家の次なる課題です。
家から持ってきたにぎり飯が寒さですっかりカチカチになっていたので、持ってきたカップスープとお湯でおにぎりをほぐして、即席のリゾット風にしていただきました。
これはこれでなかなか美味しいです。
あとここに粉チーズと黒コショウでもかければ立派なイタリアンになりそうです。
最近は、熱湯を注ぐだけで食べられるメニューが色々と登場してきているので、そういうドライフードを少しアレンジして、ごはんのバリエーションが増やせたらいいなと思っているところです。
家族4人でテントの中にいると、次第に体温でテント内が温まってきました。
太陽の光がテント生地に当たって、多少は温度上昇に役立っている気がします。
BOSEのポータブルスピーカーで午後の音楽を流しながら、しばしほっこりタイム。
Bluetoothでmp3 プレーヤーとつなげて、手軽にいい音で音楽を楽しめるので、このBOSEのスピーカーはとてもおすすめです。
音楽を聴きながら少し横になってお昼寝タイムに入る奥さんをテントに残して、子どもたちと自転車で地球村を散策に出かけることにしました。
4歳になった下の子もこの1〜2ヶ月でメキメキ自転車がうまくなり、どこでもついてこられるようになりました。
自分もかつてそうだったように、自転車という道具は今まで行くことができなかった遠い場所まで、自分の意思でどこへでも行くことができる魔法のマシンなんだと思います。
それを手に入れた子どもたちは本当に楽しそうに、自分の世界を広げることに夢中です。
自転車でもバイクでも、あるいはスケボーやサーフィンや、とにかく人は道具を操って好きなところへいくのが本質的に好きなんだと思います。特に男の子はそうなのかもしれません。
バランスをとりながら不安定な状態をコントロールして楽しむ。単なる移動手段ではなく、乗ること自体が遊び。
器用に自転車を操る子どもたちの後ろ姿を見ていると、身体全体から楽しい気持ちが溢れ出しているのを感じます。
テントの中でボードゲーム
やがて太陽が西の雲にかくれ、日差しが途切れてしまうと急速に体感気温が下がりはじめました。
子どもたちとそろそろ自転車を切り上げてテントに戻り、家から持ってきたボードゲームを広げて、それからしばらく遊びました。
極寒のもとテントの中でボードゲームに興じる4人家族(笑)
はたからみると明らかに変わった奴らですよね。
でも、コロナ禍で町に出るリスクを冒すよりはよほど安全で、しかも「極寒のテントの中」という、ある意味とてもスリリングなアクティビティと言えるかもしれません。
ただのボードゲームも、テントの中で家族でワイワイやるとより一層盛り上がります。
一回戦が終わり、子どもたちはもう一回初めからゲームをしたかったようですが、さすがにテントの中が冷えてきたので、そろそろ切り上げることにしました。
本当なら帰りに足湯にでも浸かって帰りたかったのですが、コロナでどこも封鎖とのことで、残念ながら大人しくテントをたたんで帰宅することにしたのでした。
今回は極寒のデイキャンプの様子をお届けしました。
今年に入ってからずっと仕事や用事が立て込んで、なかなか2日続けての休みが取れず、まだ一度も車中泊できていないわが家です。
家族で旅に出られるのはいつになることでしょう?
旅の空が恋しく感じられる夕暮れに、冬の三日月が静かに浮かんでいました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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