ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
今回は、スネアドラムを自作したお話しです。ドラムの素材は何と中華せいろ?!
中古厨房店で見つけた中華せいろ
ちょいちょい訪れる厨房用品専門の中古問屋さんで、大きな中華せいろを見つけました。一度に肉まん5〜6個は蒸せそうな大きさです。
かなり使い古されたもので、底板がはずれかけていて、せいろとして使うのはちょっとどうかという感じですが、値段が500円だったので何か他の目的に使えないかな?と思って眺めていたら、例によって突然DIYの神様が空から降りてきました。
「この中華せいろを使ってスネアドラムを作ってみてはどうじゃ?」
なるほど。
せいろの直径は35センチほどあり、ちょうど14インチのスネアドラムと同じくらいの大きさです。
せいろは薄い木の板を巻いて作られているので、底板を外せばスネアドラムのシェルとして使えるかもしれません。
胴の高さは10センチほどでしょうか?
厚さ10センチ(4インチ)といえば薄胴のピッコロスネアという感じです。
ちょうど家に使っていない金属シェルのスネアがあるので、そいつから部品を転用しようと思います。
まあ、失敗しても元手は500円ですから失敗を恐れず気兼ねなくチャレンジできますしね。
というわけで、壊れかけの中華せいろを500円でゲットして家に持ち帰りました。
まさか中華せいろでスネアドラムを作るとはお店の人は夢にも思わないことでしょう(笑)
14インチヘッドがジャストフィット
さて、家に帰って14インチのスネアヘッドを当ててみたところ、これがまあ奇跡のジャストフィット。せいろの直径はやはり14インチぴったりでした。
さっそくスネアドラムから各パーツを取り外して中華せいろに移植していきたいと思います。
まずはラグの取り付けから。
スネアドラムのラグは「ハイテンションラグ」といって、一つのラグで上下のフープを同時に受け止める形になります。ハイテンションラグは、一応シェルにボルトで固定するのですが、上下から引っ張り合うようにテンションがかかるので、シェルに対する引っ張り負荷は通常のラグよりも少ないため、今回のような中華せいろシェルでも問題なく固定できそうです。
続いて、ストレーナーやミュート部分を取り付け、それから裏ヘッド側にスナッピー(金属ワイヤー)を取り付けていきます。
ストレイナーの動きやスナッピーのON/OFFも問題ないようです。
普段使っているラディックのスネアと比較してみるとこんな感じ。
ラディックより2センチくらい薄くて、持った感じもかなり軽いです。
どうでしょう。一見するととても中華せいろには見えないと思いませんか?
シェルの薄さと軽さが音にどう影響するか?と思いましたが、そこはチューニング次第というか、テンションをかけていけばパリッとした音になりますし、少しテンションを下げれば「スタン」と軽やかな音になります。リムショットもいい音しています。
どちらかというと軽めの響きなので、もしかするとハードヒッターには向かないかもしれません。プロに言わせるとおもちゃのようなスネアですが、私はそこまで音の違いを聞き分けられる耳がないので、これはこれで立派に使えるんじゃないかと思っています。
ドラムセットとの組み合わせも違和感なく溶け込んでいます。
重量がとにかく軽いので、ちょっとした演奏の時に運搬が楽なのがとても助かります。
今回は壊れかけた中華せいろを使ってスネアドラムを自作したお話しでした。
考えようによっては太い塩ビ管でも、オイル缶でもポリバケツでも、ラグが付けられてフープさえ固定できればスネアドラムは作れるということが今回のチャレンジで分かりました。
素材の違いで音がどんな風に変化するのか、また機会があればいろいろ試してみたいと思います。
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