ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

新型シエンタ車中泊レビュー

ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

今回は、デザインが一新されたトヨタの新型シエンタについて、車中泊目線でレビューしてみたいと思います。

より進化した新型シエンタ

友人が新しいシエンタに乗り換えたというので、デイキャンプがてらさっそく見せてもらうことにしました。
キャンプ好きの友人がチョイスしたのは「アーバンカーキ」という、カタログなどでもメインカラーとして使用されている人気のカラーです。
一見すると緑色っぽく見えますが、光の加減で青っぽかったりグレーがかって見えたりと、割と深みのある色なんです。


2003年にシエンタが登場して以来、デザインとしては今回が3回目のモデルチェンジになります。今回が今までで一番可愛いデザインになりました。従来のモデルはどちらかというとスタイリッシュさを押し出したデザインでしたが、今回は欧州車のような柔らかさがあり、以前より低床で、さらに高さが10センチくらい高くなったことで、全体的に角の取れた箱型という感じになった気がします。個人的には今回のデザインが一番好きかもしれません。
アウトドアはもちろん、古い石畳の街なんかにも溶け込む上品さを感じます。


ちなみに友人のシエンタは5人乗りの2列シートの仕様になります。他に7人乗りの3列シートタイプもあるようですが、車中泊を考えるなら後部空間を活かせる2列シートの方が断然おすすめです。



※トヨタ公式カタログより引用

室内は大人2人が過ごすのに十分な広さが確保されています。ミニミニバンといわれるこのクラスにしてはあなどれない広さだと思います。同じクラスのライバル車、ホンダのフリードよりも、もしかすると車中泊に向いているかもしれないと思います。



※トヨタ公式カタログより引用

その理由の一つとして、2列目シートの格納方法がポイントになっています。2列目シートを前に倒した時に、床に向かってシートが斜め下にズレるように移動するんですね。シートの下が空間になっていて、シートの足が前に90度倒れる仕組みになっているんです。

これによってシートを倒した時のフラット具合が以前より進化して、ほぼ真っ平な状態になります。これはもう完全に車中泊を意識した設計になっていると言ってもいいと思います。


シートが足元に格納されるようなイメージですね。後ろのラゲッジスペースとの間は可動式のプレートがパタンと被さって隙間が埋まります。
プレートは開け閉めできるので、車中泊中の小物なんかをここにちょっと収納したりもできます。



※トヨタ公式カタログより引用

リアゲートを開けると、荷台がそのまま運転席の後ろまでフラットにつながっているので、大人の自転車が2台真っ直ぐに入れることができます。室内高1050mm。
これはかなりポイントが高いと思います。
うちのハイエースもベットキットから天井までの高さがちょうど1050mmくらいなので、感覚としてはハイエースのリビングと同じ高さがあるわけです。
これだけの高さがあれば、室内でもストレスなく快適に過ごせるのではないでしょうか?

これだけ床がフラットなら、特に段差を埋めるような工夫は何もいりません。敷きはインフレータブルマット1枚あれば十分寝泊まりできると思います。


後部のユーティリティホールが秀逸


前のシエンタにもついていましたが、今回の新型シエンタにも後部荷室の両サイドにボルト穴が3ヶ所ずつ設けられています。


このボルト穴、何かしらDIYをする時にものすごく便利なんです。
たとえばボルト穴に桟木を固定すれば、桟木にパネルを取り付けることもできますし、2×4材を並べてウッドウォールのようにすることもできます。
ウッドパネルがあると、そこにフックをつけて物を吊るしたり、ちょっとした棚を作って小物を置いたりもできます。




友人はここに穴あきパネルを取り付けて、収納台兼テーブルを作っていました。

テーブルは取り外し可能なので、ここで2人寝る時はテーブルを外して収納できます。


広大なフラットスペース。
キルトマット1枚敷けば、リビングとして十分な広さです。
両方のスライドドアを開けるとなかなかの開放感でした。


運転席後ろにUSB-Cタイプの充電ジャックがついています。これも車中泊には嬉しい装備ですね。

ちなみに、シエンタハイブリッド車にはガソリンを電気に変える発電設備が備わっていて、ガソリン満タンで約5.5日分の電力がまかなえるそうです。(400Wh×24h×5.5日)
最大電力は1500Wまで可能ということですから、何十万円もするような大容量ポータブル電源に匹敵する装備です。
1500Wあれば、電気ケトルや炊飯器、電子レンジだって余裕で使えてしまいます。


今回は新しくなったトヨタシエンタを車中泊目線でレビューしてみました。
運転のしやすさ、日常使いの使いやすさ、車中泊するのに十分な広さと装備、そしてDIYによる拡張性など、さすが、トヨタは最近車中泊やアウトドアニーズに沿った車づくりをしているだけのことはあると感じました。

ルーフベースを付ければ更に収納力がアップして、荷物は屋根の上に、室内は広々と使うことができるのではないでしょうか?
色々と妄想が広がる新型シエンタです。



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