ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
本日はハイエースの冬タイヤについて書いてみたいと思います。
そろそろタイヤ交換の時期です
今年は12月に入ってもまだ昼間の最高気温が20度とか、信じられない陽気ですが、それでも朝晩はひとケタ台まで下がるようになってきました。滋賀の山道は冬はカチカチに凍るので、毎年12月中旬にはスタッドレスタイヤに履き替えるようにしていて、今年も先日タイヤ交換しました。完全に寒くなってからのタイヤ交換作業はつらいものがありますからね。まだ暖かいうちに作業する方が多少は楽なのです。
家の裏に保管してあるスタッドレスタイヤを出してきます。
本当は紫外線カットのシートで覆った方がタイヤの劣化を防ぐにはいいんでしょうけど、わが家はもっぱらブルーシートです。
ブリジストンのVL-1という、バン-ライトトラック用のスタッドレスタイヤを使っています。ハイエースにミニバン用のスタッドレスをはめている人もいますが、ミニバン用タイヤはサイドウォールの剛性が低いので、荷物を積んだハイエースの車重を支えるにはちょっと弱すぎて怖いです。VL-1はバン用とは思えないゴムの粘りと適度な柔らかさがあって、高速でも安定して走れますし、タイヤの摩耗耐久性もバン用なのでそこそこもってくれます。
年数が経過した時のスタッドレスのもちが、やはりブリジストンは頭一つ抜きんでているような気がして、もう30年以上冬タイヤはブリジストンばかり使っています。
さて、倉庫から道具を出してきて作業開始。タイヤ交換では膝をよく地面に着くので、コンテナボックスのふたを敷物がわりに使っています。これ1つあるだけで仕事の負担がずいぶん違うんですよね。何事も「養生」は大事です。
まずは後ろのジャッキポイントにジャッキをセットします。ジャッキは4トン用を使っています。以前オデッセイの時は2トン用で十分だったんですけど、ハイエースはさすがに2トン用だとちょっと心もとないので4トン用に変えました。
ところがこのジャッキ、少し高さが足りないというのか、目いっぱい伸ばしてもタイヤが持ち上がらないので、ジャッキの下に木片を入れて高さを稼いでいます。
2×4の木切れをジャッキの下にはさむとちょうどいい高さになります。
ちなみにこちらは前側のジャッキポイント。ハイエースのジャッキポイントはちょっと分かりづらい場所にあるので、最初慣れるまでは戸惑いました。
普通車みたいにボディの下端にジャッキを合わせるとボディが歪んでしまうので、くれぐれも気をつけましょう。
タイヤ交換のちょっとしたコツ
まあ、コツというほどの事もありませんが、うちではタイヤのローテーションを間違えないように、シーズン終わりに次のローテーション位置を示す札をタイヤに付けてからしまうようにしています。そうすれば、次に使うときにタイヤを運ぶ場所を迷わずに済みます。
タイヤ交換の時って、作業しながら多少頭も使うので、ちょっとしたことで間違えたり、ボルトを締め忘れたり、うっかりしやすいんですよね。タイヤ交換のミスは走行時の思わぬ事故に直結しますので、なるべく作業がシンプルに運ぶよう工夫しています。
もう一つのコツは、レンチの長さを足すための鉄パイプ。
このパイプをレンチに差し込むことでレンチの長さが倍くらいに長くなり、てこの原理でトルクがかけやすくなります。これは結構便利なので、まだ使っておられない方は是非試してみてください。そこらにある鉄パイプなら何でもOKです。
これ1本あるだけでボルトを緩めるのも締め付けるのもものすごく楽になります。
ボルトが軽くゆるまったら、あとはレンチをくるくる回してボルトを外していきます。
時計と反対回りに9回転。ボルトって本当は10回まわすと外れるんですけど、あえて9回で止めるようにしています。
心の中で「1.2.3.4。。。」と数えながら9回まわしたら、最後の1回は手で回してボルトを外します。
勢いよく10回目まで回してしまうと、最後はレンチごと外れてボルトがどこかに飛んで行ってしまう恐れがあるんです。
昔、それでボルトを失くしてしまってえらい目にあいました。予備のボルトがない上にタイヤを外してる最中なので車で買いに行くこともできず。
ボルトは9回まわしたら最後は手で外す
これは覚えておいて損はないと思います。
ボルトを外す順番に関しても、コツというほどのこともないのですが、一番上にあるボルトを一番最後に外すようにしています。
ここの1個を最後まで置いておくと、タイヤが最後まで動かずに済むのですね。
逆にボルトを締める時は、時計まわりに10回まわします。これも必ず「1.2.3.4。。。」と数えながらレンチを回していきます。たまに、7回くらい回したところでボルトが止まることがあるんですが、これはタイヤが少し斜めに傾いてしまっているためです。気づかずにそのまま他のボルトを締めていくと、タイヤが斜めのままボルトが固定されて大変危険です。
なので、ボルトを締める時も必ず10回転まわったか数えながら締めるように習慣づけましょう。
今年のタイヤ交換は、子どもたちがいろいろと手伝ってくれました。以前は手伝うと言っても半分以上は遊びだったので邪魔なだけでしたが、毎回やっているうちに少しずつ道具の名前や使い方や、作業の順番なんかも身体で覚えてくるみたいで、かなり役に立ってくれるようになりました。
ジャッキアップの状態というのはものすごく車が不安定なので、車のボディに触らないとか、車の下をのぞきこまないとか、常に注意は必要ですが、私はそういうことも含めて子どものうちから危ないことは身体で覚えるのが一番いいと思っています。
これでハイエースの冬支度が完了しました。早く雪が降って、また雪遊びに出かけたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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