ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
先日、銅製の卵焼き器を手に入れました。今日は本職が使う卵焼き器で作るふわふわだし巻きに関するお話しです。
なぜ銅製がいいのか?
そもそも、なぜ卵焼きに銅製がいいか?というと、それは「銅は熱伝導が高い」からです。
クーラーの冷媒を通すパイプなんかにも銅管が使われていますが、あれも同じように熱を効率的に伝えるためです。銅は、熱効率が重要視される場面によく用いられるんですね。
そんな銅でつくられた卵焼き器で作るだし巻きは、火がまんべんなく隅々まで行き渡り、焼きムラが少なくふっくらふわふわに仕上がるので、多くの料理屋さんで銅製の玉子焼き器が使われています。
実は以前から銅の玉子焼き器が欲しかったんですが、何しろ銅の卵焼き器は高くて、良いものになると1万円以上するので、なかなか買う勇気がなかったのです。
それが先日掘り出し物の中古の玉子焼き器を見つけて、念願だった銅製をようやくゲットしたというわけです。
手に入れたのは18センチ四方の「東型」と呼ばれる正方形のタイプでした。
正方形タイプは関東地方でよく使われる形で、「東型」というそうです。
一方、関西では縦長の長方形の形をした卵焼き器がよく使われていて、こちらは「西型」と呼ばれます。
一般的に卵焼き器は縦長が多いですよね。
縦長と正方形の違いはというと、関西の玉子焼き(だし巻き)の方が出汁の占める割合が多いので、玉子焼きを作る時に幅が広いと返しにくいところから縦長になったようです。一方関東圏の玉子焼きは砂糖が入って少し弾力のある硬めの仕上がりで、関西と関東でそもそも玉子焼きの作り方が違うことが、フライパンの形にも影響しているようです。
関東の玉子焼きは、フライパンに一度に液を流し入れて、玉子が固まってきたら一気に二つ折りにして玉子焼きを仕上げるんだそうです。卵液を少しずつ入れて、何度もくるくる巻いていく関西の作り方とは大きく違うんですね。
そういった玉子焼きの作り方の違いが卵焼き器の形状にもあらわれているようです。
どちらがいいかはそれぞれ一長一短あるので一概には言えませんが、うちは家族全員玉子焼きが大好きなので、一度に大きな玉子焼きが作れるように正方形のタイプにすることにしたのでした。
さっそく試し焼き
届いた玉子焼き器は、ほどよく使い込まれ銅の表面が黒く変色してシーズニング(油ならし)されている状態でしたから、そのまますぐに使い始めることができそうです。フライパンの内側は銀色の部分が見えているので、内側には錫(すず)がコーティングされているようです。
美味しいだし巻きのレシピ
関西風のふわふわのだし巻きの場合、結構な量の出汁を使います。分量は玉子3個につき、だし汁100cc。出汁はちゃんと昆布やカツオでだしを取ったほうが断然美味しいです。
基本は玉子とだし汁だけで大丈夫ですが、好みで砂糖を少し入れたり、塩味を少し加えたり、そのあたりはお好みでアレンジしていきます。
大切なポイントは玉子とだしを混ぜた後、いったん「卵液を濾す」ことです。このひと手間で、玉子焼きの仕上がりが全然違ってきますので、多少面倒でも必ず卵液は一度濾すようにしましょう。
さて、いよいよ試し焼き。興味津々の子どもも一緒に参戦です。
銅のいいところは熱がすぐに鍋全体にいきわたり、かつ蓄熱性がとてもいいということです。なので、事前にフライパンをよく温めておけば、調理の途中でフライパンを火から離して持ち上げている間も、玉子にじっくりと火が入り続けてくれます。これはすごく扱いやすいというか、いちいち手元で火加減を調整しなくても、鍋と火元の距離を調整するだけで火の入り方がつかめてきます。
今まで使っていた家庭用の玉子焼き器と比べると、段違いに扱いやすく、あっという間に分厚い玉子焼きができていきました。
銅製はもっと玉子が鍋にくっつくかと思っていたのですが、全然くっつきません。
ふわふわジューシーなだし巻きの完成です。味は最高。あっという間になくなってしまいました。
ちなみに、この銅製の卵焼き器でホットケーキを作ると、ふわふわの四角いホットケーキができます。
これもなかなかおすすめです。
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