ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

★車中泊とミシン





ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。
今回は、車中泊DIYを支える大切な道具たち、その中でも特にミシンに焦点をあててご紹介してみたいと思います。

DIYを支える道具たち

以前、DIYを支える道具たちという記事で大工道具や工具類をご紹介しました。
sleepysheep-zzz.hatenablog.com
ちなみにDIYでよく使う道具ベスト1は何といっても充電式インパクトドライバーです。
一般人が普段使いに使用するには断然10.8Vがおすすめです。18Vタイプはパワーはありますが、握力と腕力がない人が長時間使っていると腱鞘炎や肩を痛めてしまいます。


さて、今日のテーマはミシンです。
車中泊愛好家のみなさん、特に男性諸兄の皆さま方、自分でミシンがけはなさいますか?
うちではけっこうよくミシンを使います。
ミシンがあると、車中泊DIYの幅がものすごく広がるんですよ。


車中泊グッズだけで考えても、カーテン、遮光シールド、網戸、シートカバー、ベッドカバー、ランドリーバッグなどなど。既製品を買うと万単位でかかりますが、DIYなら生地や材料代だけですので安く作れますし、自分のイメージ通りの形や大きさに作ることができます。
その上、車中泊DIY以外でも、家の中のいろいろな物づくりに応用がききますから、ミシンはぜひ一家に1台はあったほうがよい道具の一つだと思います。

奥さま方にミシンがけをお願いするのも一つですが、ミシンがけはやってみると男性でも難しいことはなくて、むしろ「モノづくり」という点においてはDIYの延長上にある作業の一つだと思いますので、ぜひ男性の皆様にこそミシンがけにチャレンジしていただきたいところです。


うちは数年前に3000円くらいの安いミニミシンを買って、以来それを使ってきましたが、何せサイズはミニでパワーはとても非力。糸調子の調整がアバウトすぎることや、非力な上にすぐ糸が切れること、ちょっと無理をすると針が折れてしまうことなど、使いこなすにはかなりのコツと忍耐強さが必要でした。
さらに最近、モーター音が異様に大きくなり、加えてキーキーと引っかかるような音や、糸が切れる頻度が増えて、そのたびに針穴に糸を通さなくてはならなくなり、とうとう堪忍袋の緒が切れてしまったので、新しくミシンを買うことにしました。

ミシンというのは毎日使うほどのものではなく、使用頻度からいえば炊飯器や洗濯機のように毎日使う家電製品というより、どちらかというと贅沢品のようなイメージかもしれません。
また、ミシンというのは1台10万とか15万円くらいするような高いイメージが強かったのですが、今はミシンがずいぶん安くなっていて、しかも驚くほど高水準の使いやすい機能が沢山盛り込まれていることを知りました。
そして、実際使ってみるとこれが驚きの使いやすさなのです。

ミシンの進化がすごい!

ミシンといえば、中学の家庭科の授業でやられた方もいると思います。
昔、家にあったような四角いケースに入ったゴツくて重たいミシンをイメージされるかもしれませんが、今のミシンはものすごくコンパクトで進化しているんです。

軽量コンパクト

今のミシンの何がすごいって、まずそのコンパクトさ。
重さ4.5キロ。片手でヒョイと持てる重さです。サイズも横幅40センチ、奥行き17センチくらいなので、例えばタンスの上に横向きに置けてしまうんです。以前買ったコンパクトミシンとサイズ的には同じ感じです。


小さくてもパワフル

続いて驚いたのがそのパワー。
デイパックを作った時に厚手のデニム地4枚とショルダーストラップのナイロンベルトを2重に重ねて縫ったのですが、何の抵抗もなくプスプスと針が通っていきました。
今までの非力なコンパクトミシンでは全く歯が立たなかった作業が5分ほどで縫い終わり。
これには本当にびっくりしました。


また送り歯の動作が安定しているので、厚手でも薄手でも生地の送りが一定で縫い目が乱れることがありませんし、縫い始め、縫い終わり、針の上げ下ろし、返し縫いなど、一連の流れが直感的にボタン操作でコントロールできるので、視線があちこちに飛ばず、針先に目を集中させることができるんです。これは、手元に集中するようなミクロな作業をする上ではとても大事なポイントです。

便利機能の数々

そして、もう一つのすごいところが便利な機能の数々です。たとえば、


*ボビンをボビンケースにセットするのが簡単
*道糸のセットが簡単
*針穴に糸を通すのが簡単(オート糸通し)
*下糸を引き出さなくてもすぐに縫い始められる
*縫い始めがゆっくりスタートして徐々に設定スピードに上がっていく
*縫い終わりでもう一ぬい欲しい時に、「一針ぬい」という機能がある
*糸カッターがついている
*縫い目の種類が20種類と豊富で必要十分
*LEDで手元が明るい
*音が静か


ミシンを使おうと思ってから実際に縫い始められるまでの準備が楽なので、思い立ったらすぐに使えるというのが何より一番おすすめのポイントかも知れません。

おすすめのミシンは

このように軽量化と機能の進化がすごい現代のミシンですが、そもそも今のミシンは大きく分けるとコンピュータミシンと電子ミシンの2種類のタイプに分けられます。
本格的な裁縫に使うのでなく、普段使いに1台選ぶとするなら、コンパクトなコンピュータミシンが一番のおすすめです。

そして、できればミシンに関しては中古はやめて、是非新品を買いましょう。中古市場もいろいろ調べましたが、2〜3年落ちだと新品とそう変わらない値段で出回っています。
機械物のミシンは古くなるにつれて細かい調整やメンテナンスが必要になってきます。新品でも手頃な値段で手に入るので、あえて中古を買う必要はないと思います。まして、10年も経ったような中古ミシンは、たとえ安くてもやめておきましょう。きっと後悔してストレスが溜まると思います。


では、コンピュータミシンと電子ミシンの違いって何でしょう?私も今回ミシンを買い替える時に初めて知りました。

ミシンの歴史から考えてみると、まず足踏み式の機械ミシンがあり、次にモーターなどの機関部分を電子制御する電子ミシンが登場して、そのあと、縫い目のステッチの形や縫い幅、縫い始めや縫い終わりなど、縫うこと全般のソフトの部分まですべてコンピュータで制御するコンピュータミシンが登場してきました。


電子ミシンはモーター部分は電子制御していますが、ミシンの「縫う」部分の構造は昔ながらの機械ミシンと同じです。電子ミシンの場合、縫い目のステッチを作る部分には、カムという構造が組み合わさって作られており、構造が複雑でパーツも多いため、経年により機械的な不具合が出やすいみたいです。


一方、コンピュータミシンはモータだけでなく縫製をコントロールする部分もコンピュータ制御されていて、縫う作業の多くが自動制御されています。コンピュータミシンの方が機械としての構造がシンプルで部品数も少ないため壊れにくく、大事に使えば20年以上も使えるらしいです。


モーターのパワーはどちらも同じなので、コンパクトなコンピュータミシンだから非力だということは全くありません。


そんなこんなで、これから買うなら是非コンピュータミシンをおすすめします。


うちが買ったミシンはブラザーのPSシリーズという機種になります。PSシリーズは本体のパネル部分のカラーによって202.203.204.205と品番が違うようですが、中身は同じものです。人気カラーは少し相場が高めなので、カラーにこだわらなければ安い方を選べばいいと思います。私が調べた時点ではPS203(サックス)が一番安かったです。

ちなみに、最近のミシンは本体にフットペダルがついていなくて、フットペダルが欲しい場合は別売になります。フットペダルが必要なら、フットペダルがセットになって販売されているものもありますので、そちらを選ぶといいと思います。
ただ、実際に使ってみて思うのは、フットペダルは要らないなぁということです。昔よりずっと手の操作が減ったので、フットペダルがなくても全く不便は感じません。

コンピュータ制御によって、縫い目のパターンを選ぶだけで自動的に最適な縫い幅に調整してくれます。上糸と下糸の強さを決める糸調子も自動的にしてくれるので、縫い方を変えるたびに縫い幅や糸調子を微調整する必要はありません。


とにかく、昔のミシンのイメージで今のミシンに触ると、時代の変化に驚きます。そして、ミシンは楽しい!と新鮮な気持ちになります。いろいろ作ってみたい気持ちにさせてくれる、まさにDIYの良き相棒が仲間に加わりました。
これが2万円ほどで手に入るとは。久しぶりにいい買い物をした気分になりました。


さて、ミシンを買ったら、次は糸をそろえましょう。車中泊DIYでよく使うおすすめの糸は、20番という番手の太めの糸です。うちはこれの黒を一番よく使います。

一般的にミシンがけで使う糸は60番のスパン糸が多いのですが、これは普通の厚さの生地用です。20番というのは帆布やデニム地、キルティングなど厚手の生地の場合に使います。車中泊DIYに使う生地は厚めのことが多いので、糸も太い物を選ぶようにしましょう。

町の手芸屋さんに行って「20番のステッチ糸の黒ありますか?」と店員さんに尋ねると、たいがい少しびっくりされます(笑)


先日、車中泊用のワンタッチテントをミシンを使ってDIYしました。既製品に少し手を加えることで、自分のイメージ通りのオンリーワンが生まれます。

皆さんも是非ミシン使ってみてはいかがですか?

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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