ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

ハイエース壁面収納 電気関係を一元化

ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

九州に旅立つ前に車内レイアウトをやり直したばかりだったのですが、今回の九州キャラバンでの使い勝手を教訓にもう一歩、収納を見直すことにしました。今日はそんな話題です。

九州旅での教訓

今回の旅では、以前よりスピーディかつ楽にモード変更ができるようになってきたのを実感しました。食事モード、就寝モード、走行モードへの転換が、前よりかなりスムーズにできるようになってきたと思います。


一つには奥さんが慣れてきて、連携した動きがとれるようになったこともあるのですが、一番の理由は床下とシート周りの収納を見直したことによって、床下を開け閉めする回数が減ったことが大きいと思います。


ベッドキットを多分割にするDIYについては以前記事にしていますので、よければ参考にしてください。

sleepysheep-zzz.hatenablog.com


ベッドキットの床下にはかなりの収納スペースが確保できますが、あまり頻繁に床を開け閉めするとそれだけ出し入れの作業負担は増えます。床下には、普段あまり使わないものやストックなどを置いて、なるべく床下を開ける回数を減らしたいところです。


うちでは、これまでずっと床下に衣類を収納していたのですが、今回の九州旅では、冷蔵庫を床下に置き、衣類はシートそばに置いてみることにしました。その結果、うちの場合は冷蔵庫よりも着替えを出し入れする回数の方が多く、シート周りに着替えがある方がいろいろと楽なことが分かりました。

子どもたちの着替えの回数が多いこともあり、シート周りに着替えがあれば、子どもたち自身で服を出して着替えることもできるということに気づいたのです。

奥さんも子どもでも使える車内配置へ

車中泊において、一番あれこれ動かないといけないのは、各所のレイアウトや使い方を一番知っている私自身です。
簡易ギャレーの水の出が悪い、ポータブル電源のアラームが鳴った、テレビが映らない、冷蔵庫の温度設定を変えたい、オーブントースターでパンを焼くためにポータブル電源のACボタンを押しに行く。。。
ちょっとしたことでも全て私が対処しなくてはならないのでは負担が集中してしまいます。
メカニックな部分は仕方ないとしても、せめて、自分たちでできることはなるべく自分でしてもらえるようにしておくべきだなと、今回の旅で強く思いました。


今まで電源関係については、私以外誰も分からない状態でしたが、家と同じように「スイッチさえ入れれば使える」ようになっていれば、お湯を沸かしたりパンを焼くくらいは誰でもできるはずです。

車内電気に関する背景を知らない奥さんからすれば、やれ冷蔵庫はDC電源だのトースターはACボタンだのと言われても分かりようがありません。そういう理屈は抜きにして、もう少し簡単に誰でも分るようにできないものだろうか?

と考えた結果、電気関係をリビングの1か所にまとめて一元化することにしました。

現在うちが使っているポータブル電源は、500Whと1000Wh電源の2つです。

このうち小型電源の方は、室内照明、携帯充電、テレビの電源、扇風機など比較的消費電力の少ないものに使用しています。使う時だけ電源のスイッチを入れるのですが、このポータブル電源をハイエースの壁面に設置して、電源ボタンを押せばパッと照明やテレビがつくようにしました。これなら子どもたちでもできます。



大型電源の方は床下に置いていて、冷蔵庫、トースター、電気ケトルなどに使用しています。トースターやケトルなど電力の大きなものはAC側から電気を取るのですが、使うたびに床下を手探りして本体のACボタンを押す必要がありました。しかも、電源が入ったかどうか確かめるには本体の液晶パネルを覗きこむ必要があり、これも結構面倒くさいんです。
そこで、自転車のブレーキワイヤーを流用して、遠隔操作で電源の入り切りができるように細工することにしました。ワイヤーの一方を押せば反対側のワイヤーの端が飛び出てきて、電源ボタンを押すという仕組みです。
ブレーキワイヤーの長さは1.2mほどあるので、床下のポータブル電源からリビングの端っこまでワイヤーを伸ばしてくることができます。


また、コンセントに関しても、スイッチ付きコンセントをポータブル電源に繋いで、それをリビングの隅に置くことにしました。スイッチは常にONの状態にしておき、ACボタンが押されて電源が入るとコンセントのランプが光るようにしました。
これなら、ブレーキワイヤーのスイッチを入れて電源が入ったかどうか、コンセントの光で目視することができます。

トースターやケトルを壁面に収納

このように、電源関係をリビングの一か所に集約したことで、「電気を使いたい時はここ」と誰でも分るようになりました。
次に、これまで後席シート回りに置いていたトースターや電気ケトルなどを、この機会に壁面収納の中にはめ込んでしまうことにしました。

ビフォー

アフター

せっかく苦労して取り付けた収納戸棚でしたが、いったんばらして作り直しました。


象印のミニトースターは横幅25センチ、高さと奥行きは20センチなのですが、ハイエースの壁面に置いてみると、窓のくぼみを差し引いた壁からの出っ張りは13センチほどになります。
リアヒーターの出っ張りがもともと10センチほどありますから、それほど圧迫感はなく、何とか居住空間を邪魔しない範囲で収まりました。
幅50センチの棚の上にトースターとティファールのケトルと、サーモスの真空調理鍋がちょうど並びました。ぎりぎり壁の一部といえるでしょうか?


以前の収納ラックの時は扉の開け閉めが必要でしたが、今回は扉はつけず、直接出し入れできるようになったことも、生活場面での使い勝手が多少向上したと思います。



今回のレイアウト変更は、電気関係の一元化とともに、後席シート回りの整理にもつながりました。シート周辺にあまり物がなくなったことで、後席シートを倒して食事や就寝モードに切り替える時の動きがとても楽になったと思います。
車内での荷物の移動をなるべく減らすことは車中泊快適化のポイントの一つです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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