ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

北海道車中泊旅に向けて~フェリーの予約

ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。

現在、”夏の北海道車中泊ツアー”を計画中のわが家ですが、長期キャラバンには往復フェリーの確保がまず先決です。今回は北海道へ就航しているフェリーの予約について少しお話ししてみたいと思います。

フェリーの予約は3か月前から

新日本海フェリーの場合、予約は3か月前の同日から開始というルールになっています。たとえば8月1日のフェリーに乗る場合、フェリーの予約は5月1日が開始日になります。行きを予約する時点で帰りの日程も同時に予約しておきたいところですが、帰りの予約も同じように3ヶ月前の同日からしか予約できないので、行きを予約する段階でまだ帰りの日程が出航3か月前になっていなければ、行き帰りの同時予約はできません。とりあえず行きだけ先に予約しておき、帰りの分はまた帰りのフェリー日程の3ヶ月前にもう一度予約して決済を行う必要があります。

電話での予約もできますが、インターネット予約の方が船室の空き状況を見ながら好きなベッド位置を予約できるのでインターネットの方が便利です。

私は、確実に部屋が予約できるよう出発ちょうど3か月前の朝9時にパソコンにへばりつくようにして予約を取りましたが、今は昔ほどフェリーの予約に人が殺到するようなことはないのか、予約開始からしばらくたってもまだ空きがあるようでした。
それでも、コロナが過ぎた今年の夏あたり、北海道を目指す人は例年よりかなり増えてくることが予想されます。この夏マイカーで北海道旅行を考えておられる人は早めにフェリーの予約だけはおさえておいた方がいいと思います。

北海道フェリー旅の概要

私たち関西方面から北海道を目指す場合、フェリーの港は舞鶴港か敦賀港のどちらかになります。関西~北海道間を就航しているのは「新日本海フェリー」という船会社で、毎日1便、夜の23:45くらいに出航→翌日の夜20:45くらいに北海道の港に到着するというのが基本の流れになります。


昔、オートバイで北海道を旅したときは、たしか夜に出航したフェリーが北海道に着くのは2日後の早朝だったような記憶があります。フェリーに丸2晩(32時間くらい?)、しかも昔のエコノミークラスは大広間に雑魚寝だったので、それはそれは過酷な船旅でした。

その頃に比べると今のフェリーは乗船時間が21時間程度に短縮され、お部屋も雑魚寝のエコノミーはなくなって、最低でも2段ベッド(スタンダードクラス)の部屋と、昔と比べるとずいぶん楽になった気がします。ちなみにスタンダードというのは2段ベッドがずらっと並んだ相部屋のことで、1室あたりの定員は14人~20人くらいです。ベッドはそれぞれ独立しているのですが、出入口は一つですから、出入口に近いベッドだと人の出入りがかなり多くなるので、奥のベッドの方が多少は静かに過ごせるかもしれません。

※新日本海フェリー公式ページより引用
上の図はスタンダードクラスの客室の様子です。
ちょっと分かりづらいですが、2段ベッドの上の段と下の段は通路が別々になっているので、上下のベッドへの出入りは基本的に他人同士顔を合わせずに済むように工夫されています。
向かい合った2つのベッド(上同士とか、下同士)をグループでおさえれば、その空間は多少プライベートが確保できると思います。


去年、九州を車中泊旅した時のフェリーは、4人家族で一番奥の向かい合わせの2段ベッドを2つおさえてちょうどボックス席のような感じになり、まあまあプライベート空間が確保できました。
九州フェリーは夕方出航して翌朝には着くのでフェリー滞在は12時間くらいですが、北海道になると次の日は朝から夜までまる1日フェリーの中なので、昼間の時間をどう過ごすか?という問題があります。
小さな子どもさん連れの場合、プライバシーの問題や他人に子どもの泣き声で迷惑をかけるのが気になることもあると思います。それならいっそのこと個室を予約するのも一つの手です。繁忙期に個室を予約するとスタンダードの料金プラス4~5万円くらいの追加料金がかかりますが、船内に自分たちだけのプライベート空間を確保できるのは、長い船旅ではかなり貴重です。
というのも、フェリーの中というのはどこへ行っても人がいて、ゆっくり座れるソファーやベンチも数に限りがあり、なかなか家族でゆっくりくつろげるスペースが見つけられないものです。フェリーに積んだ車へは乗船後は戻ることができないので、車で過ごすこともできません。
そう考えると少々予算はかかっても個室をおさえる方が無難かもしれません。事実、フェリーの予約は個室から先に埋まってしまうそうですから、旅慣れた人ほど多少お金を払っても個室を選ぶ傾向にあるようです。
うちは今回、行きはスタンダードの相部屋、帰りは2段ベッドの個室を予約しました。行きはまだ元気なので、船内を色々と探検してまわったり時間がつぶせそうですが、帰りは旅疲れで少しゆっくりしたいだろうと思い、かなり値段は上がりますが個室をおさえました。

フェリー代の仕組み

フェリー代金というのは、基本的には航送運賃にあたり、フェリー料金はあくまで船で移動するためのきっぷ代というイメージです。そして、運賃の中にスタンダードクラス(相部屋)の宿泊費が含まれています。
車を運ぶ場合も車の輸送費の中に運転手1名分の運賃が含まれています。

つまり、「相部屋でよければ宿泊代はタダ」みたいな感じでしょうか。


個室を予約する場合は、ここに宿泊費が上乗せになります。
個室料は部屋のグレードによってさまざまですが、一番リーズナブルな個室(スタンダードツインとか、2段ベッドの4人部屋など)の場合で、大人12000〜15000円、子どもはその半額が上乗せされます。
ちょっとしたホテルの宿泊費くらいのイメージでしょうか?
家族4人で40000円〜45000円くらい必要です。食事代は含まれていませんので、あくまで素泊まりの代金になります。


フェリーもホテルと同じく旅行時期によって金額が変わります。通常期、通常期の週末、繁忙期、トップシーズンといった感じです。7~8月の夏休み期間は平日でも週末でも関係なく「繁忙期(期間C)」に該当するため、フェリー代もまあまあ高いです。今回のうちの旅行計画はちょうど夏休み期間(期間C)にあたります。


私たちは「行きはスタンダードクラス、帰りは2段ベッドの個室」を予約して、家族4人とハイエースで合わせて往復約20万円(行きが75000円、帰りは個室代が上乗せされて12万円くらい)でした。

高っ!
と思いますよね。
でも、同じ時期に飛行機で北海道に行くと飛行機代が往復1人30000円くらいと、滞在中のレンタカー代がかかりますから、結局同じくらいの費用がかかるんですよね。
車中泊やキャンプの装備などの問題もあるので、私たちは使い慣れた自分たちの車で北海道を目指すことにしたのでした。



フェリー代金はクレジットカードかコンビニからの先払いで、代金を全額決済した時点で予約完了になる仕組みです。(予約が取れても、代金を支払わず3日経過してしまった場合は自動的に予約が取り消されてしまいます)
旅行日程が決まったらとにかくフェリーの予約と代金決済まで済ませておくようにしましょう。

フェリー会社のサイトに事前登録

さて、フェリーの予約の際に必要な情報には
1.予約者(代表者)の氏名、カタカナ、年齢
2.同乗者全員の氏名、カタカナ、年齢
3.持ち込む自動車の車種、ナンバー、全長
などがあります。
予約する時に、毎回上記の各項目をすべて埋める必要があり、それが結構面倒なのですが、事前にフェリー会社のサイトに会員登録して、家族情報や車両情報などを名簿に登録しておくと、いざ予約する時にいちいち情報入力しなくても、登録一覧から情報を選ぶだけで項目が埋まっていくのでとても便利です。



以上、今回は北海道をマイカーで回る際のフェリーについてまとめてみました。
九州の場合は、発着する港や航路によって複数のフェリー会社が運航しているため、まずそれぞれのフェリー会社ごとに運賃比較するところからでしたが、北海道の場合はフェリー会社は1つだけなので、そういう意味では会社ごとの運賃比較をする余地はなく、時期ごとの運賃を調べるだけです。

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うちのように夏休みにしか行けないという場合は仕方がないですが、時期を選べるのであればなるべく繁忙期を避けて通常期を利用した方が割安ですし、お得な割引プランなどもあるので、それらを賢く選べばかなり安くフェリーを使うことができると思います。ちなみに通常期(期間A)にハイエースと家族4人(大人2人子ども2人)でスタンダードクラスを利用した場合、往復で11万円くらいで済みます。



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