ハイエース4人家族で車中泊〜ナローボディでも快適なバンライフを〜

ビルダーのカスタムはとても素敵だけれど、紹介写真には荷物が載っていない。実際の車中泊は荷物との闘い。狭苦しい車内をいかに効率的に収納を工夫するか、4人家族でも楽しく快適なバンライフが送れるブログをお届けしています。

車中泊の安眠を支える簡易ジャッキ



ナローボディのハイエースをいろいろ工夫して、家族4人で車中泊やバンライフを楽しんでいます。


今回は、車中泊の安眠に欠かせない「床の安定」ということについて考えてみたいと思います。

停止中の車って案外揺れる

車中泊を何回も経験した方はお分かりだと思いますが、車のショックアブソーバーって結構揺れるんですよね。
大人が車に乗り込んだだけでも車は結構沈みます。リーフスプリングのハイエースでさえそうなのですから、一般の乗用車や軽自動車なら相当揺れると思います。


普通に運転する分には何も問題ないですし、そもそも車というのはスプリングがあるからこそ路面の振動をうまく吸収してくれているわけです。ただ、これが停止中の車、特に車中泊に関してということになると、少し話が違ってきます。人の動きに伴う車の揺れが、結構安眠に影響してくるわけです。

ソロ車中泊なら自分だけのことですからあまり気にならないと思いますが、家族や友人との車中泊となると、人が移動したり寝返りするたびにユサユサと揺り返しがきて、これが一晩に何度もあるとさすがに寝不足になります。


今まで、車中泊の快適な過ごし方や夜間の安眠についてはいろいろと試行錯誤してきましたが、「地面そのものが揺れる」ことについては意外と盲点だった気がします。


寝心地をよくするためにシートの段差を埋めてみたり、厚めのキャンプマットやエアマットを敷いたりすることによって、身体が床に触れる部分は確かに改善するんですが、車そのものが揺れてしまうというのはそれ以前の問題です。

もし自宅の寝室で寝ている時に、震度2〜3くらいの縦揺れ地震が断続的にやってきたとしたら、とてもゆっくり寝ていられないことでしょう。


簡易ジャッキで沈み込みを防ぐ

実は、車の縦揺れ対策というのはすでに実施されている方もたくさんいて、単に私がそのことに今まで気づいてなかっただけのことなのです。
キャンピングカーなどでは、当たり前のように車の揺れどめを施されている方もおられるようですね。


揺れ止めといっても、何か特別な装置を車に装着したりするわけではありません。ボタンを押せば車の床下からグイーンと棒のようなものが降りてきて車を地面に固定するみたいな、そんな便利な装置は世の中にはそう簡単にはありません。

要は、車の四隅に簡易ジャッキのようなものをかませて、車の沈み込みを防ぐというだけのことなんです。
坂道に車を停める時にタイヤ止めをかませるのと同じような感じです。


簡易ジャッキは、別に棒のようなものでも構わないんですけど、荷物の積載量によって床下と地面の間隔が微妙に変化するので、ある程度簡易ギャッジの長さが調整できるほうが便利です。
ジャッキといっても、車そのものを持ち上げるほどの荷重がかかるわけではないので、床下などに使われる鋼製束(こうせいづかと読みます)が値段的にもサイズ的にも一番手頃かな?ということで、250mmの鋼製束を4本、ホームセンターで買ってきました。

鋼製束というのは、家のリフォームなどで床をかさ上げして床下に下水管などを通したりするときによく使われます。棒の真ん中の部分がネジになっていて、中央の部分を回すことで長さが調整できます。調整幅は10センチくらいあるので、自分の車の床下の長さをはかり、その長さを中心に全後5センチくらい伸び縮みするサイズのものを選ぶとよいでしょう。


ちなみに鋼製束にはT型とL型があります。L型の方は2×4材などをL型の部分に固定して使うタイプです。車の下にさしこんで使う場合はL型ではなくT型を選ぶようにしましょう。文字通りスチール製の鋼製束の他に、樹脂でつくられたタイプもあります。(マルチポストという名前で販売されているようです)

値段的には樹脂製の方が若干高くなりますが、車中泊の時に車からサッと取り出して気軽に車にかまして使うのには、スチール製で角がとがったものより、軽くて角が丸い樹脂製の方が使い勝手はいいかもしれません。
私は収納スペースの問題も考慮して、スチール製にしましたが、このあたりは好みの問題でしょうか?


これを車の下にかまして、揺れによって鋼製束が倒れない程度にネジを軽く締めていきます。鋼製束をかますポイントは、念のためその車のジャッキアップポイントに挿しこむのがいいでしょう。まちがってもバンパーの下とかには入れないようにしないと、荷重がかかった時に破損してしまう恐れがあります。


簡易ジャッキの効果は?

さて、鋼製束をかましてみての実際の寝心地はどうでしょう?
実は、車の揺れを一番よく感じる場所は「屋根の上」なんです。
これは、ルーフテントキャリアを設置して、実際に屋根の上で寝てみてはじめてわかったことでした。
車の中で寝る以上に、屋根の上のテントで寝ていると車の揺れを敏感に拾います。
おそらく、ショックアブソーバーのスプリングが作用する力点から屋根までの距離が遠いために、4カ所のスプリングのそれぞれの揺れが合わさった複合的な揺れが増幅されて感じられるんではないか?と想像します。


試しに、簡易ジャッキをかましてから車の後部に家族に乗ってもらって、ゆさゆさしてもらったところ、子どもたちがかなり跳ねたりしてもジャッキのおかげで揺れはほとんど皆無でした。これはかなり効果ありです。


鋼製束25センチが1つ460円くらいですから、4つで2000円弱。値段の割には、費用対効果が大きい揺れ対策だと思います。

ハイエースのサイドステップに自作したステップ収納ボックスの中にしまうことにします。

翌朝の出発前に必ず回収するのを忘れないこと。これだけが唯一の注意点です。


車中泊を快適に過ごすためのおすすめのノウハウや装備について、いろいろと記事をアップしています。
もしよろしければ、以下の記事も参考にしてみてください。

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